冬でも薄着の女性が寒くないのはなぜか?

薄着の女性 未分類

気温の低い日に薄着をしていても寒さを感じない女性は「他人からどう見られるか?」ということを過度に気にしているのかもしれません。
他人からの視線に注意を向け過ぎることで自分の身体感覚への注意が向かなくなり寒さを感じないのです。

サウス・フロリダ大学のRoxanne N. Feligらの研究チームは米国の大都市でナイトクラブやバーの外に立っていた女性224人を対象に調査を行いました。データは気温が華氏46~58度(セ氏だと約7度~14度)だった2月の数晩にわたって収集されました。
このとき女性にはどれくらい寒さを感じているかと「見られる自己」をどれくらい意識しているかという尺度に回答してもらいました。同時に服装が分かるよう全身の写真も撮影させてもらいました。

それらのデータを分析したところ「見られる自己」を意識している度合いが低い女性のみが肌の露出度と寒さの感じ方に相関があることが分かりました。
「見られる自己」を意識している度合いが平均以上の女性の場合は肌の露出度と寒さの感じ方には相関がなかったのです。つまり薄着になるほど寒さを感じるということはなかったのです。

これらの結果は、飲酒回数、酔いの程度、年齢、BMIを制御した後でも維持されました。酔っているからとか若いからという理由で寒さを感じにくくなているのではないのです。

他人からどう見られているかに意識が向くことで身体意識の低下につながり空腹を感じにくくなるという既存の研究もあります。

しかし本人が感じないから健康上の問題が存在しないということではありませんから注意が必要です。

<論文>Roxanne N. Felig, Jessica A. Jordan, Samantha L. Shepard, et al. (2021). When looking‘hot’means not feeling cold: Evidence that self-objectification inhibits feelings of being cold.

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